LaFerrari、米でも売り切れで将来どこまで値上がり?

 伊高級スポーツカーブランド、フェラーリの史上最速モデル「LaFerrari」(ラフェラーリ)がすでに米国の割り当て分がソールドアウトになったことが4日、米CNBCの報道でわかった。マルコ・マティアッティ北米本社社長が出演し明らかにしたもの。


ラ・フェラーリ
 ラフェラーリは、史上最速モデルとして今年3月にジュネーブモーターショーでお披露目され、ライバルの世界限定3台で価格3億円超のランボルギーニ・ヴェネーノとともに、大いに注目を集めていた。

 生産台数は世界中で限定499台とされ、価格は1台あたり140万ドル。エンツォフェラーリの後継車ともいわれ、ハイブリッド車で最高速350キロ以上、時速100キロへの到達に3秒未満となっている。

 すでにその時点で2倍以上の予約が殺到しており、どうしようもない加熱状態となっていた。フェラーリの新車の国別、地区別の販売数の割り当ては明らかになっておらず、今回マティアッティ氏が、米国内では120台の販売を計画していたことを明らかにし、「今後の自動車業界において、大切なベンチマークとなるはずだ」と述べている。

 フェラーリは昨年7300台を販売したが、今年は7000台未満に減産することをすでに発表。ブランド性を高めていく戦略を選択している。

 ちなみに、エンツォや「走る不動産」と一時は揶揄されたこともあるF40は、発売時よりも現在の価格が一般的には上回っている。ラフェラーリも今後は減産戦略が、価格に反映されていくのか注目でもある。

 エンツォ
発売時 65万ドル
現在  200万ドル

F40
発売時 40万ドル
現在  80万ドル

ラフェラーリ
発売時 140万ドル
将来   ?

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