中学受験、都内私立の初年度納付金増、慶応は18年連続据え置き

 東京都がまとめた来年度の都内私立中学校の学費状況によると、初年度納付金を19校(10.3%)が値上げし、平均額は92万8984円と前年度比0.4%増加した。最高額は玉川学園中学部の183万7000円で、最低額は八王子実践の54万8000円だった。中学受験の関連費用は景気とは関係なく右肩上がりが続いている。

 調査の対象校は184校で、値上げしたのは19校で、据え置きは161校、値下げは4校だった。
初年度納付金が高い学校の上位5校は次のとおり。

1 玉川学園中学部(国際)   183万7000円
2 成蹊(国際)        143万円
3 早稲田大学高等学院中学部  141万4000円
4 東京女学館(国際)     136万2000円
5 玉川学園中学部(普通)   135万7000円

 ただし、寄付金や学校債を含めた総額では、慶應義塾中等部が169万3390円で3位に入る。

 値上げ金額の高い上位5校は次のとおり。
1 広尾学園(インターナショナルクラス) 15万6000円 17.1%
2 明法(一般)             9万6000円  12.1%
3 佼成学園女子             6万円    7.2%
4 成女学園               5万4000円  7.4%
5 高輪   

 ただ、そんな中にあっても、23年連続頌栄女子学院は23年連続で据え置き、もしくは値下げ。跡見学園、新渡戸文化は20年連続、共立女子は19年連続、東京家政大学附属女子、慶應義塾中等部は18年連続で据え置き、もしくは値下げを続けている。

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