米教育専門紙クロニクル・オブ・ハイヤー・エデュケーションがまとめた、米大学学長の年間報酬ランキング(2011年分)で、100万ドル超は42人で、前回の36人から増加した。1位はシカゴ大のロバート・ジマー氏の335万ドル(約3億5000万円)だった。
また、シカゴ大は他大学と違い、投資の最高責任者であるチーフインベストメントオフィサーの報酬がかなり高く、241万ドルとなっている。成果報酬部分のボーナスが129万ドルと半分以上を占めた。
1 ロバート・ジマー シカゴ 335万ドル 27.3%
2 ジョセフ・アウロン ノースウエスタン 312万ドル 21.6%
3 デニス・マーレー マリスト 268万ドル 16.1%
4 リー・ボリンジャー コロンビア 232万ドル 42.5%
5 ローレンス・バコウ タフツ 222万ドル 16.8%
6 エミー・ガットマン ペンシルベニア 209万ドル 51.5%
7 アンソニー・カタネセ フロリダ工科 188万ドル 27.3%
8 エッシャー・バラゾン チャタム 181万ドル 15.7%
9 アン・ジャクソン レンセラー工科 175万ドル 52.6%
10 リチャード・レビン イェール 165万ドル 63.6%
2位アウロン学長、3位マーレー学長は長期の就任に対しての報酬で高ランクとなった。コロンビア、イェールなどのアイビーはベースサラリー部分の比率が高くなっていることもわかる。
また、一方、日本の大学は文科省が公開している国立大学の学長の年間報酬によると、次のようになる。
1 東京 2258万円
2 京都 2122万円
3 名古屋 2068万円
4 筑波 2027万円
5 九州 1991万円
6 一橋 1986万円
7 東京医科歯科 1960万円
8 東北 1957万円
9 大阪 1955万円
10 東京工 1928万円
平均で1646万円となるが、1億円超えはなく、各大学ともに大差はない。一方で、私立大学は公表していないため、わからないが、慶応、早稲田などの有力大学で45歳教授クラスで1000万円超。学長や学部長クラスであ2000万円クラスになるとも言われている。