ヘッドハンティングでは、年収800万円台、1000万円台の割合が多くなることが、エン・ジャパンの調査でわかった。また、90%の人が受けてみたいと答えている。
これは、エン・ジャパンが自社サイトの利用者2788人を対象にアンケート調査したもの。その49%がヘッドハンティングの経験者で、その年収層では、800万円~899万円が最も経験が多く、54%に上る。また、40代になると、年収1000万円台への誘いが多くなるようだ。
ヘッドハンティング経験者のうち、実際に転職した人は35%だった。その最も多かった転職理由は「経験・能力が活かせる仕事内容であったため」。次いで「希望に近い仕事内容だったため」「年収があがるため」という理由だった。
しかし、その一方で「仕組みがよくわからないので怪しい」が8%、「一方的に転職の話を持ちかけられ迷惑なもの」が2%という悪印象を抱くものもあった。
30代は23%と、40代37%、50代38%と比べても実際の転職割合は少なかった。
その職種別では、営業・マーケティング系が最も多く27%(30代31%、40代32%)となる。金融系6%(30代7%、40代6%)、コンサルタント系3%(30代7%、40代3%)、メディカル系3%(30代3%、40代2%)、不動産系専門職1%(30代2%、40代1%)などとなっている。