総合婚活サービスのIBJは、お見合いパーティーに参加した男女を対象に調査した「お見合いパーティー参加者の傾向に関する調査」の結果を発表し、男性参加者の8.4%が年収1000万円以上であることがわかった。そのうち、年収1500万円以上は1.1%、年収1000~1500万円未満は4.8%いた。
この調査は、同社の婚活イベントのお見合いパーティーの20代~40代の未婚男女682人(男性353人、女性329人)を対象に行ったもの。男性参加者の年収区分は次のようになった。
~500万円 17.5%
~600万円 30.5%
~700万 25.1%
~900万 18.4%
~1000万 2.5%
~1500万 4.8%
1500万以上 1.1%
「年収1000万円以上限定」「医師・歯科医限定」というものも世にはあるにはあるが、婚活市場には、ほぼ1割弱の割合で存在していると見ていいか。国の調査などを見ても、それはある程度推測できる。
国税庁の民間給与実態調査によると、年収1000万円の人は6%。年収600万円以上の人は、26%となる。もちろん、これは年齢を加味していない数字であり、自営業者は含まれていない。
ちなみに、結婚情報サービスのノッツェが調査した、女性が結婚相手に希望する年収は平均で682.6万円だった。両方の調査の数字を見くらべても、年収1000万円男性の獲得は、女性にとっては激戦であることがうかがえる。
国土交通白書のデータでは、年収1000万円以上の男性の既婚率がわずか27.9%と、他の年収層よりも低い割合となっている。一人で自分の年収を使いたいという傾向もあり、その年収をアテにする女性にはそれほど興味がないという傾向もある。
今回の、IBJの調査では、女性の年収区分は表示されていなかった。