こうした結果の理由だが、同社は二つ挙げている。それは、自信過剰にならないため過剰なリスクは取らない、資金の移動がスムーズという点だという。大きなリスクは取らずに損切りも早いということになるのだろう。つまり、損失が少なく安定的だということがわかる。
昨年、米著名ヘッジファンドのチューダー・インベストメントの創業者ポール・チューダー・ジョーンズ氏が、女性は子育てや離婚問題を抱えたままでは運用は難しい、との見解を公の場で示し、批判を浴びることもあった。ただし、女性のヘッジファンド運用者の実力そのものを認める発言も同時に行っている。
ちなみに、女性はヘッジファンド運用会社ではコンプライアンスや会計の役員に座るケースもあるが、それらの女性も将来的には、17.5%が今後は運用責任者に座ってみたい、との希望を明かしている。