太陽光発電、実は西向きが南向きより有利

 京セラの公式サイトのQ&Aでは、「一番効率の良い太陽電池の取り付け角度はどのくらいですか?」に対して「方位角は南向きで、傾斜角は太陽が真南にあるときの太陽高度に対し、太陽電池のガラス面が垂直になるような角度で設置した場合に、一日の発電電力量としては最大となります」としている。

 また、一般論では、年間発電電力量が最大となるのは、その地域の緯度と同じ傾斜角で設置した場合とも言われている。

 現在、経済産業省などの統計によると、太陽光発電システムの設置件数はすでに100万件を突破している。そして、富士経済の予測では2025年度累計では、普及率は現在の約4%から23%まで伸びるとの見通しが発表されている。

 東日本大震災の発生をきっかけに、買取制度が施行されたことから発生前と後では、太陽光発電はすでに市場は3倍以上に膨らんでいる。今後も遊休地の活用策として、資産運用、節税などの目的で普及が進みそうだ。

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