年収1000万円の人の離婚の慰謝料は?

 いくら妻の顔を毎日見るのが嫌でも、いざ離婚するとなると慰謝料など金銭的な面も気になる。総合探偵社MRは、年収と離婚の慰謝料との相関関係を調査した。年収850万円の男性で、1500万円を支払った例もあり、年収が高ければ高額の支払いを覚悟しなければならないことがわかる。

 これは、離婚経験のある30代~40代男性30人を対象に浮気・不倫についてのアンケート調査(調査協力:メディアパーク)を行ったもの。

 まず、慰謝料で最も多い金額は200~300万円。平均は400万円程度となった。1000万円以上と回答した人は合計で4人、うち2人が1500万円と回答し最高金額となった。1000万円以上は13%ということになる。

 次に、慰謝料と個人年収との比率だが、年収の20~40%程度が多数。例えば、年収1000万円の人ならば、最低でも200万円以上の出費は覚悟しなければならないということになる。ただし、中には、100%以上と答えた人が存在し、その最高値は170%だった。ちなみにその人は、年収850万で1500万円を支払った。

◆慰謝料の金額
100万以下   3%
100~200万   23%
200~300万   23%
300~400万   7%
400~500万   7%
500~1000万   23%
1000万~1500万 7%
1500万以上   7%

◆慰謝料と個人年収の比率
~20%以下 23%
20~40% 27%
40~60% 10%
60~80% 13%
80~100% 10%
100%以上 17%

 支払い方法だが、一括払いが7割と高く、最高は1000万円。分割の場合は10~20回が多数だった。貯蓄のあるなしにもよるが、早く過去を清算したいとの思いが総じてあるようだ。

 この調査は、財産分与の金額は入れておらず、資産が数億円以上ある富裕層の場合は、合計の支払う金額はさらに多くなる。

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