台湾人不動産投資家7割が「東京」に投資先として興味

 日本ではまだメジャーではないが、不動産投資のプレーヤーとして台湾人富裕層が数年前から日本で不動産投資を行うようになっているが、中国・台湾人向け不動産販売支援サービスを展開する世界がまとめたアンケートによると、興味を持つ理由に約4割が「安定して儲かるから」とし、興味がある投資対象地区は7割を東京と答えていることがわかった。

 これは、台湾で日本への不動産投資に関心のある不動産投資家29人に聞いたもの。母数が少ないため偏っている面もあるが、大筋の傾向を掴むことができる。

 ◆なぜ日本の不動産に興味があるのか
・日本の不動産は安定しているし儲かるから 41%
・日本は円高で今が投資のチャンスだから  41%
・子供に財産を残したいから        14%
・日本で仕事する機会が多いから      3%

 ◆日本の不動産を購入する場合、どの地域を購入したいか
・東京  69%
・大阪  14%
・北海道 14%
・その他(八王子) 3%

 2008年のリーマンショック後からは、台湾人投資家が進出して日本の不動産業界でもプレーヤーとして知られるようになった。実際にタワーマンションの上階に台湾人の名義となっているものもあった。日本進出の背景としては、台湾の不動産市場では日本より一足先にバブルが起きていたことがある。安定的な投資先として、地理的にも近い「東京」が魅力的なようだ。

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