ライフネット生命保険は、「2014年、今年こそ見直したいもの」に関する調査の結果を発表し、「もしも人生をやり直せるなら?」の問いに、4割以上が学生生活を見直し、約3割が就職先を見直したいと考え、さらに50代女性の4割以上が結婚相手を見直したいと考えていることがわかった。就職先と結婚相手が変われば、いままでとは違う良い暮らしがでいた可能性がある、との淡い思惑が透けて見える。
この調査は、20~59歳の男女1000人を対象にインターネット上で行った。
◆消費税が8%になる今年、家計管理でのやりくりは
4月からの消費税の増税を前に家計管理の対象にしようとしていることは、1位「外食・飲み会費」、2位「娯楽費」、3位「家庭の食費」だった。生命保険の保険料は、1世帯あたりの年間払込保険料が平均41.6万円と高いが、「見直せないと思う」が9割を占めた。また、不動産購入に関した住宅ローンも3.4%と低い結果となり、人生で1番高い買い物と2番目に高い買い物は節約はほとんど考えていないことがわかる。
身近な家計管理で乗り切ろうとする姿勢が見られるが、住宅ローン、生命保険の両方とも見直すことは十分可能だ。今後のさらなる税負担が増加すれば、こうした認識は変わるかもしれない。
◆増税決定後に決めた家計管理の対策は
LEDに替えるなど我慢なしでできる節約が人気で、あとは休日は家で過ごしたり、トイレの水を風呂の残り湯でカバーしたりという意見もあった。また、前向きなものとしては「増税分余計に働く」というものもあった。
◆もしも、人生を見直せるなら?
「学生生活をやり直したい」4割強、50代女性の4割が「結婚相手を見直したい」、会社員の3人に1人は「就職先を見直したい」となった。これは、もっと条件の良い就職先に入るために勉強し直して、さらに結婚相手も替えてという、現状への不満が現れているようだ。
特に、男女・年代別に「結婚相手(旦那、妻)を見直したい」と回答した割合を比較すると、50代女性 (42.4%)は50代男性(20.8%)の2倍以上の割合になった。職業別では、会社員の3人に1人(34.4%)は「就職先を見直したい」と希望していた。