きょう2月13日は「NISA(少額投資非課税制度)の日」。現在までの動向を調査結果を基に見てみたい。約650万人が口座開設申し込みを行ったと推計され、すでに始めている人は50%は投信信託を購入し、投資平均額は59万3000円となっている。それでは、他の投資家はNISAで何を買っているのか。
まず、口座開設数は国税庁調査(1月1日時点)では475万件。申し込んだ人は650万人と推計される。野村総研は、年内にも865万件まで伸びると見ている。
◆NISA口座で既に投資した人の50%超が投資信託に投資
・「投資信託のみに投資した人」50.8%
・「上場株式のみに投資した人」43.2%
・「両方に投資した人」6.0%
非投資家に限ってみると、52.5%が「投資信託のみ」で、47.5%が「株式のみ」だった。
◆投資金額の平均59万3000円
NISA口座への投資方法として、タイミングを見て一時金で投資する方法と、毎月積み立てる方式に分けることができる。すでに運用開始した人の84.4%は一括投資、6.5%は積立投資。また、9.1%が併用している。すでに投資を開始した人は、投資経験者や高齢者が多い。
一括投資の投資金額平均値は64万1000円、積立投資の平均値は月額3万1081円で年換算で37万2000円だった。両者併用の回答者の平均投資金額は年額30万4000円だった。
これら全体平均は、59万3000円となった。
以上は野村総研の調査だが、ちなみに、個別株ではどんな銘柄を買っているかについては、週刊ダイヤモンドが集計している。
1 武田薬品工業
2 みずほFG
3 キヤノン
4 ソフトバンク
5 三菱UFJFG
6 トヨタ自動車
7 JT
8 三菱商事
9 ソニー
10 NTTドコモ
※昨年12月26日時点
王道銘柄ばかりで、武田、キヤノン、ドコモなど配当利回り3%以上の株も多い。これが「THE NISA」というものか。