ブガッティ、あと40台売り切らないと新作発表なし

 独自動車グループのフォルクスワーゲンは、ブガッティの大量在庫に頭を悩ませているのだという。ブガッティのグランスポーツとヴィテッセの2タイプ合わせて、40台、総額で6250万ユーロ(約87億円)に上るが、これを売り切らないと新作の発表はないのだとか。


ブガッティ・ヴェイロンのエルメスバージョン
 ブルームバーグニュースの取材に幹部が応じており、次期の展開について「グランスポーツと、フィテッセが完売しないかぎり、新しいモデルを導入することはない」と語ったという。

 時速400キロの世界最速スーパースポーツカーで、ブガッティ・ヴェイロン16.4は1台あたり、1億7900万円。2006年から受注生産されるようになり、世界限定300台を上限に設定し、2011年に完売した。

 しかし、グランスポーツとフィテッセに関しては、40台がまだ在庫として残っているのだという。

・グランスポーツ 1台 143万ユーロ(約2億円)
・ヴィテッセ   1台 169万ユーロ(約2.35億円)

 これの総合計金額が、6250万ユーロ(約87億円)ということだ。

 ちなみに、米調査会社バーンスタイン・リサーチ社による過去の調査によると、とんでもないことが判明している。というのも、ブガッティは計算上は、1台販売するごとに、日本円で3億円以上の赤字を出しているというのである。

 もちろん、フォルクス側はこれを承知の上で、開発から販売までを行っているのだが。

 ブガッティは日本では2007年から新規登録され始め、2009年が最も登録台数が多く8台。
昨年は7台が新規登録され、累計で30台が登録されている。

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