ソチ五輪のフィギュアスケート女子フリーが20日現地で行われ、浅田真央選手（23）が、自己ベストの142.71点をマークし、ショートと合わせて合計198.22点で6位入賞と巻き返した。メダルはならなかったが、6種の3回転ジャンプを8個成功させるという史上初の試みも成功させ、世界中を感動に浸らせた。影響力はさすがで、一夜明けた東京株式市場では「浅田真央砲」による関連銘柄の株価が早くも上昇を始めている。
◆浅田選手関連株一覧
始値 前日比
森永製菓 223円 2円高
日本航空 4995円 20円高
伊藤ハム 444円 4円高
王子ＨＤ 495円 4円高
オムロン 4245円 105円高
トヨタ自動車 5941円 81円高
現在のスポンサー、かつてＣＭに出演したり、あるいは中京大学と関連の深いトヨタ自動車が浅田関連株ということになる。
他には、シューズなど用具メーカーである、ミズノ、アシックス、デサントなどの関連株も上昇している。また、かつて関連があったオリンパス、花王などの株も上昇している。株式市場全体に上積み要素が少なかっただけに、関連株に投資家の物色意欲が沸いている模様だ。
では、他の選手のメダル獲得日の株価と、所属企業の翌日の株価を見てみる。
・スキージャンプ 葛西紀明選手 土屋ホールディングス
14日終値 371円⇒ 17日始値 387円
・ノルディック複合の渡部暁斗選手 北野建設
12日終値 270円⇒ 13日始値 277円
・フィギュアスケート男子 羽生結弦選手 全日本空輸
14日終値 219円⇒ 17日始値 220円
株価の動きにくい企業が多いのだが、土屋などは16円高と大きく株価が動いた。北野の株価も7円高。
一方で、浅田選手と同じフィギュアでも、羽生選手の全日空はインターバルが空いた関係なのか、株価が変わらずだった。ルックスと相まって、今後は浅田選手にも負けないキャラクター性を評価されることは間違いなく、今後は関連する企業の株価上昇も見込まれる。
