世帯年収で1000万円以上の比率が高い順だが、上位3区は平均年収と同じく、千代田区、港区、中央区の順となった。10%以上は15区、残りは一ケタだった。
件数では、世田谷区、大田区、杉並区、練馬区など成城、田園調布、永福、石神井公園など郊外の高級住宅街を擁する区が多くなる傾向にある。
◆世帯年収1000万円以上比率が高い順
(区 1000万円比率 件数 平均年収)
・千代田区 24.70% 9230件 788万円
・港区 21.93% 36830件 757万円
・中央区 20.30% 20370件 709万円
・文京区 18.14% 28040件 673万円
・渋谷区 16.95% 28920件 664万円
・世田谷区 16.44% 107510件 649万円
・目黒区 16.37% 35340件 673万円
・杉並区 13.42% 60330件 607万円
・新宿区 12.03% 31570件 573万円
・品川区 11.83% 34470件 593万円
・練馬区 11.49% 52140件 585万円
・豊島区 11.42% 23940件 542万円
・台東区 11.30% 15060件 571万円
・江東区 11.28% 38880件 569万円
・大田区 11.06% 58000件 579万円
・中野区 9.84% 25210件 542万円
・北区 8.46% 22060件 453万円
・墨田区 8.3% 15210件 520万円
・葛飾区 8.29% 24790件 523万円
・荒川区 8.21% 12660件 474万円
・板橋区 8.15% 32460件 514万円
・江戸川区 7.69% 35650件 531万円
・足立区 6.23% 28990件 517万円
次は生活保護受給率を見てみる。
台東区 4.77%
足立区 3.80%
板橋区 3.43%
墨田区 3.22%
荒川区 3.14%
新宿区 3.07%
北区 2.90%
江戸川区2.89%
葛飾区 2.83%
豊島区 2.46%
大田区 2.32%
練馬区 2.30%
中野区 2.21%
江東区 2.03%
品川区 1.48%
渋谷区 1.43%
千代田区1.40%
杉並区 1.35%
文京区 1.16%
港区 1.09%
世田谷区1.09%
目黒区 1.04%
中央区 0.75%
※東京都福祉保健局、区平均2.33%、平成24年4月現在
台東区は生活保護受給比率が最も高い。その一方で、名の通った高級住宅地もないが、上野近辺の商業エリアには富裕層も多く、結果として平均年収を押し上げている。
また、1%未満は中央区のみで、23年4月まで1%未満だった港区、目黒区も1%を超えるようになっている。