中国長者番付2人の「馬」が大活躍、大富豪は41人増加

 中国の長者番付が、胡潤研究院から発表され、中国本土の大富豪が41人増加し358人となったことが、明らかになった。資産は総額にして、9630億ドル。1位はアジア一の大富豪でもある香港の李嘉誠氏だった。また「馬年」ならではか、2人の「馬」氏が大きく跳ねた。

 「胡潤百富(フージワーフ)2013」(通称ハルンレポート)によると、1位の李嘉誠氏、2位の王健林氏ともに不動産業で、王氏は特に資産が前年と比較して100%増となっている。李氏は、高止まりした香港などの不動産は売却し、新たな投資先に投資を行っており、3%増となっている。投資の成果は来年以降の長者番付に持ち越しとなった。

◆中国長者番付(氏名、資産、年齢)
1 李嘉誠 2000億元 86
2 王健林 1500億元 60
3 呂志和 1500億元 85
4 李兆基一族 2150億元 86
5 宗庆后一族 1200億元 69
6 郑裕彤 1000億元 89
7 郭鹤年 960億元 91
8 马化腾 840億元 43
9 蔡衍明一族 660億元 57
10 郑昌一族  630億元 50
※敬称略


ポニー・マー氏(ハウンレポートより)
 馬年らしく、2人の馬(マー)氏が飛躍している。一人は8位のIT企業テンセントグループ創業者ポニー・マー氏は、840億元で、日本円にして約1兆4000億円となった。資産は前年から87%増加。トップ10の中では43歳と最年少にあたる。

 また、マー氏は、自社ビルで毎年、旧正月に社員にお年玉を配るという儀式も行っている。従業員の行列が1階から37階まで続くという壮観な光景も有名だ。

 もう一人は、アリババグループ創業者ジャック・マー氏は、1年で資産は3倍で433億元(約7100億円)に。同社株の7%超を保有しており、上場後には1000億ドル(約10兆円)以上になる見通し。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる