スマフォ料金下げる「格安SIMカード」7%が使用

 NECビッグローブが10日発表した「格安SIMカード」の調査によると、使用によって毎月平均で約2300円の節約となり、家計管理上でも役に立っていることがわかった。

 格安SIMカードとは、NTTドコモなど携帯電話会社の通信回線を借りてサービスを提供している通信事業者が、サービス内容を制限して安価に提供する通信サービスのことを言う。 

 年収1000万円以上のレベルの人でも、スマートフォンに機種変更してから電話料金が上がったという人が多くいる。そこで、電話料金を少しでも下げるために、格安SIMカードが年収レベルに関係なく知る人ぞ知る存在になりつつある。


 この調査は、7518件の有効回答を得たが、まず、認知度は28.1%とまだ低く、さらに使用者はまだ7%と低い。使用者の所有枚数は1枚が69%、2枚が18.5%となった。

 格安SIMカードを利用したスマフォの平均料金は、使用前と使用後では、毎月平均金額が約2300円も安くなったという。また、4001円以上の人も14.1%と多く、支出金額の大きな割合を占める生命保険料くらいの金額は稼いでいることになる。年間では約5万円近く余剰資金が生まれることになる。また、家族で使うなどすれば、節約金額はもっと大きくなる。

 格安SIMカードの料金だが、501円~1000円が最も多く34.4%、1500円未満が過半数を占める。購入場所だが、ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、ビックカメラなどの大手量販店、さらにはウエブ上も37.8%と多く、入手のハードルも低い。

 知らないまま電話料金を払っていたという人は、利用するだけでも、家計管理上、それなりの金額が浮くことになりそう。

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