伊ファッションブランド、ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)が、脱税の嫌疑がかけられており、イタリア国税当局に対して2億7000万ユーロ(約382億円)を支払っていたことが、伊紙の報道でわかった。
ジョルジオ・アルマーニ氏
ドルチェ&ガッバーナ、ブルガリと続けてジョルジオ・アルマーニも国税当局の手に落ちるという出来事が起きており、また、アマゾン、グーグル、アップルなどにも課税を検討するなど、政府は強硬な姿勢を貫いている。
アルマーニもドル&ガバ、ブルガリ同様に海外子会社について、脱税だと取られた模様だ。
材料費をオランダやスイスなどの税率が低い国の法人に任せて、権利関係の税率が低いアイルランド、ルクセンブルクなどで資産管理会社を使うという手法が取られている。
サッカーのリオネル・メッシ選手も肖像権の管理を、税理士のアドバイスを基に親族が管理会社を使い、権利関係の税率が低いウルグアイを使うなどしていた模様だ。
やり方はどの企業も割と共通しており、一度、手口を完全に洗い出せば、他の会社を次々とパクることも可能だ。