かつて日本でも大活躍したプロ格闘家ボブ・サップさんの貯金額が10億円になっていたことがわかった。2011年10月にTV出演した際には貯金額が4億円と紹介されていたが、24日放送のTBS系「櫻井有吉アブナイ夜会」では、何と10億円と紹介されている。その秘密はどうやら「ふなっしー方式」にあるようだ。
ところが、宙ぶらりんであいまいな契約や、ギャラの不払いなど苦い思いを随分としたようなのだ。その後には、PRIDEにマル暴の問題が発生。著書「野獣の怒り」にもあるが、FBIがサップ選手の元を訪ねてきて、マネーロンダリングや脱税のことを聞いてきたほどの儲けだったことも明かされている。
高須クリニックで起用されたことを機に、ソフトバンク、明治安田生命、千寿製薬と次々とテレビCMに出演しているのだ。
業界関係者によると、かつて全国区の人気が出たタレントや有名人で、東京で見なくなっても、地方のTVCMで起用されていたり、地方のイベント、講演、TV番組など仕事は意外とあるものなのだ。
「地方のブッキング業者も商売ですから、TVも枠があるので、必死で仕事を探してきます」と業界関係者は言う。芸能界はある意味で、中央で一度売れてしまえば、勝ちなのだ。
また、格闘技ブーム全盛期の反省から、マネージメントも最小限に抑えているという。あえて「ふなっしー方式」とここでは呼ぶが、中間搾取をできるだけ少なくして、直接の見入りを増やす方式で勝負しているのだ。だから、働きがそのまま自分自身の年収や資産に反映しているようだ。この方式が現在は、最もお金が貯まるやり方なのだろう。
サップ選手は以前テレブ番組で「最強の敵は税金」とも話しており、よもや脱税はしていないだろう。金持ちの永遠の敵は、中間搾取と税金。これは万国共通だ。
ちなみに2011年に放送のTBS系「サタネプ☆ベストテン 時代を彩った芸能人のMAX月収大公開SP」で紹介された全盛時の月給ランキングは次のとおり。
1 ボブ・サップ 1億2600万円
2 ブラザー・コーン 5200万円
3 東国晴英夫 2000万円
4 内山信二 1800万円
5 安達佑実 1600万円
6 山本高広 1200万円
7 武田修宏 1000万円
8 コージー冨田 680万円
9 嘉門達夫 600万円
10 浜田ブリトニー 530万円
※敬称略
サップさんの04年のMAX時の収入内訳は、キャラクター料10万ドル、映画出演料25万ドル、ファイトマネー20万ドル、CM60万ドル(当時1ドル=110円)だったという。