米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が株主である、飲料大手コカ・コーラの社員向けのストックオプション計画に対して反対の意向のため、株主総会で同議案についての賛否を棄権したことを、CNBCに出演して明らかにしている。
「報酬委員会が決めた報酬プランに反対するというのは、55年間の株主生活で初めて聞いた」と述べた上で、報酬委員会からの提案に反対することを「夕食のテーブルで出るげっぷのようなものだ」と例えた。
自身の投資会社バークシャーハサウェイは9%を保有する大株主であり、家族もコカコーラの取締役となっているが、影響力の大きさから、総会前に意見表明を行わずに、総会後にCNBCに出演した答えた形だ。
バフェット氏は元々、ストックオプションに対しては株主がそのコストとリスクを背負うものだとして反対意見を持っている。
結局この議案については、80%以上が賛成に回っているという。