離婚係争中だったロシアの大富豪ドミトリー・リボロフレフ氏(47)が、エレナ夫人に対して45億ドル(約4559億円)を支払うことで、スイスの裁判所は判決を言い渡し、解決することがフォーブスの報道でわかった。これまでの離婚費用としては世界最高額となる。
ドミトリー・リボロフレフ氏(中央)
2人は1987年に結婚し2人の娘をもうけたが、不倫が相次いだ。61億ドルを求めた離婚の訴訟は2009年にエレナ夫人から申し立てられ、その間も様々な動きがあった。
リボロフレフ氏は離婚をめぐっては財産分与で取られまいとしてか、資産を2人の娘名義の信託基金に移転したり、2011年にはNYで女子大生の娘にペントハウスを8800万ドルで購入したり、様々な「工作」を行ってきた。
判決は請求額の七掛けとなった。いずれにせよ、人類では史上最大額の離婚の解決金となるとは見られていたが、エレナ夫人はこれで満足するのか、まだどうかわからない。
◆離婚解決金ランキング
1 ドミトリー・リボロフレフ&エレナ 45億ドル
2 ルパート・マードック&アンナ 17億ドル
3 バーニー・エクレストン&スラビカ 12億ドル
4 アドナン・カショギ&ソラヤ 8.7億ドル
5 スティーブ・ウィン&エレーン 7.4億ドル
6 クレイグ・マッコー&ウエンディ 4.6億ドル
7 メル・ギブソン&ロビン 4.2億ドル
8 ロバート・ジョンソン&シェイラ 4.0億ドル
9 アーノルド・シュワルツエネッガー&マリア 3.7億ドル
10 ローマン・アブラモビッチ&イリナ 3億ドル
※敬称略