AKB48の総選挙のシステム運営を行う、パイプドビッツが20日、東証マザーズから東証1部に株式上場。奇しくもAKB48の総選挙投票開始がこの日午前10時からということも手伝ったか、寄りつきから上げて始まり、同社株価は前日比117円高(9.11%)の1402円で取引を終えた。
ある意味で季節ものでもあり、ムサシなどとは違う意味で選挙銘柄ともなったパイプドビッツ株だが、過去の総選挙の節目の日と株価を見てみることにする。
◆2011年(株価の前日比と終値)
・投票開始日 5月24日(火)
+0円 110000円
・開票日 6月9日(木)
-2000円 113000円
◆2012年
・投票開始日 5月22日(火)
+3円 483円
・開票日 6月6日(水)
+0円 1046円
◆2013年
・投票開始日 5月21日(火)
-100円 3805円
・開票日翌営業日 6月10日(月)※開票日が土曜日のため
-125円 3085円
パイプドピッツのシステム提供が始まったのが2011年から。同年は期間中の株価へのインパクトはなかったようだが、AKB人気がピークともなった2012年は期間中に株価が倍増した。
今年は、総選挙の投票開始日と東証1部上場日が重なったこともあり、20日の前場の取引では一時12.4%上昇の1444円まで株価を上げている。1部に昇格したことで、これまで以上に流動性は高くなることは間違いないが、今回の選挙期間中の株価の動きはどうなるか。