米プロバスケットボール界のレジェンド、マイケル・ジョーダン氏が、スポーツ界初のビリオネアになった可能性がある。NBAのLAクリッパーズの買収額が20億ドルと高騰したために、その影響で市場全体がつり上げられることが予想され、ジョーダン氏がオーナーであるシャーロット・ボブキャッツは4億1000万ドルから14億3000万ドルとの新しい算出がなされた。この異常な価格高騰は、女性の陰が見えるが…。
もちろん、相場よりも高く、スターリング氏の別居中の夫人(共同オーナー)が高く売ることを望み、20億ドルで決着したとされる。提示額18億ドルのところを、「2」がつく数字が良いと言ったともされる。それで、20億ドルで、スティーブ・バルマー氏が購入した。
それを踏まえてジョーダン氏の話に入るが、NY大経営大学院(MBA)教授のAswath Damodaran氏が算出(自身のブログに記載)したところによると、シャーロットは、ジョーダン氏が4億1000万ドルで買収したが、新たな試算では14億3000万ドルになるという。ジョーダン氏はチームの株式80%を現在も保有。試算通りならば、すでに大富豪になったことになる。
現在の資産は700億円以上で、昨年の年収はナイキのシューズの売上高のライセンス料を合わせて、90億円以上あったという。資産価値の上昇がなくとも、あと3年でほぼ自動的に大富豪になる「予定」だった。
ちなみに、これまでに経済誌フォーブスが各チームの換算をしており、上位3チームは次のようになっていた。それが、今回のDamodaran教授の新たな試算を行うと、普通に2倍、3倍に上昇する。
価値換算 新価値換算
NYニックス 14億ドル 48.7億ドル
LAレイカーズ 13.5億ドル 47億ドル
シカゴブルズ 10億ドル 34.8億ドル
※Sボブキャッツ 4億1000万ドル 14億3000万ドル
ボブキャッツは、買収額4億2500万ドルに対して、昨シーズンの年間売上高は9800万ドルだった。いい買い物をしたとも言えるし、これからNBAチームの買収に掛りたい人は、高値掴みは覚悟しなければならないだろう。