富裕層人口密度の高い国ランキング

地位弱まるスイスと肉薄する香港&シンガポール

スイス 2.3兆ドル
香港&シンガポール 1.4兆ドル
カリブ諸国&パナマ 1.2兆ドル
チャンネル諸島&ダブリン 1.1兆ドル
英国 1.0兆ドル
米国 0.7兆ドル
その他 0.7兆ドル
ルクセンブルク 0.6兆ドル

 西欧、東欧、中東、アフリカはスイスを、アジアは香港&シンガポールを、中南米はカリブ諸島&パナマをそれぞれ目指す傾向がある。

 オフショア資産は6.8%伸長し、2018年までに12.4兆ドルに達する見通しだという。通常の租税回避、投資会社設立のスキーム以外にも、さらには、ロシア、ウクライナの緊張など国家間のリスク要因も意識されるようになり、今後も増加する見通しだという。

 スイスはオフショア資産の26%が集まるが、国際監視下のもとで強く公開を求められている。そのため「長い目で見れば世界最大のオフショアセンターとしての地位は、現在約16%の香港&シンガポールの台頭によって低下するかもしれない。2018年までには、世界のオフショア資産の20%を占めるまでになっているだろう」としている。


 あとは日本の個人金融資産だが、2018年には1622兆円になっているとの見通しを示している。伸びは鈍化していることがわかる。

2011年 13.9兆ドル(1418兆円)
2012年 14.3兆ドル(1459兆円)
2013年 15.0兆ドル(1530兆円)
2018年 15.9兆ドル(1622兆円)

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