資産30億円以上超富裕層8個の特徴

 資産3000万ドル以上(約30億円)の超富裕層は全世界に世界に19万9235人いるとされる。その超富裕層にはどんな特徴があるのか。シンガポールの調査会社ウエルスXが8つの特徴をまとめた。資産のすべてを継承する人はわずか19%で、3.5%がハーバード大などアイビー出身かと思えば、13.6%が大卒の学位はないという結果も出ている。


 資産30億円以上の超富裕層は、全世界の0.003%にあたる19万9235人。その資産総額は、世界の全個人資産の38%に相当する、27兆7000億ドルに上る。今回の調査で、8つの大きな特徴が明らかになっている。

1 資産のすべてを継承するわけではない

 資産のすべてを継承するのはわずか19%。16%は一部を継承するが、65%は自力で超富裕層になっている。また、資産10億ドル以上のビリオネアも60%が自力であるとの結果が出ている。高い教育環境を与えられるが、後は自分自身で歩んでいくことを求められているようだ。

2 最も多い職業ジャンルは、金融、銀行、投資分野

 超富裕層の20%が、投資銀行、ヘッジファンド、プライベートエクイティ、ベンチャーキャピタルなど金融業界に入っている。

3 大学中退も多い

 超富裕層のテクノロジー系の平均年齢は54歳だが、20代で大学中退した者も多い。
たとえばマイクロソフトのビル・ゲイツ、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグの各氏。ともにハーバード大を中退し起業し、現在にいたっている。もちろん、両者の関係者にも中退者は多い。

4 アイビー派、高卒派

 3.5%にあたる7000人がアイビーリーグ出身という高学歴となっている。別の調査結果では、特に米国のビリオネアはハーバード卒業生は11%で、エリート校出身率は54%と高いことが判明している。超富裕層への登竜門であるかのようだが、その一方で、全体の13.6%にあたる2万7000人が、大卒ではないという結果も出た。必ずしも学歴とイコールではないこともわかる。

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