5 景気の影響は受ける
超富裕層人口は2008年~2009年の間には20%減少している。富も22%の減少だった。これは持ち株の割合が高い人ほど株式市場の影響を受けやすいということを示しており、例えば、リーマンショックでは、カジノ大手ラスベガスサンズ創業者シェルドン・アデルソン氏は、約2兆円の資産減となっている。しかし、同氏はその後は、資産がほぼ元に戻っている。
6 中国の超富裕層の増加スピードは世界一
富裕層人口は日本を抜き米国に次いで世界2位となったのが中国。規模はまだ米国の3分の1程度だが、今後も増加がストップする要因は特に見当たらない。
7 寄付はする派としない派に
平均的に生涯で2500万ドル寄付する。ビリオネアでは1億ドル以上の寄付を行う。しかし、3分の1は、100万ドル以下だという。ただ、考え方ややり方が様々であり、メキシコの大富豪カルロス・スリム・ヘル氏のように雇用を創出することで寄付の替わりにするという方法があり、一概に悪いとは言えない。
8 20%はプライベートジェエットやスーパーヨットを保有する
超富裕層の20%、約4万人は、30メートル級、もしくはそれ以上のスーパーヨット、プライベートジェットのいずれかを保有している。また、保有していない人でも、スーパーヨットを借りて挙式やパーティーを行うなどすることもある。