「トロフィーワイフ」覆す新研究、美貌より教育?

 社会的に成功を収めた富裕層男性たちが、美女を妻に持った場合に、「トロフィーワイフ」と呼ばれることがある。これについて、米国で新しい研究結果が出て、話題となっている。

 「トロフィーワイフ」とは、文字通りトロフィーのような、横に置いておけば第三者の目から見て羨望を得られるような存在という意味だ。バーニー・エクレストン氏、ドナルド・トランプ氏のように、大富豪にもそうした例は少なからずある。

 ただ、このたび米ノートルダム大学とインディアナ大学の共同研究によって、社会的に成功した男性と、女性のルックスがカップルを結び付ける決定的な要因ではないという研究結果が発表された。ノートルダム大のエリザベス・マクリントック氏(社会学)によると、パートナー選択においては、最も強く結び付く要素は、「類似」であるという。約1500組のカップルの調査でわかったという。


年齢差28、身長差30センチ以上のスーパーモデルの スラヴィカ夫人と結婚したバーニー・エクレストン氏。 典型的なトロフィーワイフの実例だが、現在は離婚
 パートナー選択においては、重要となる要素は教育、人種、宗教、身体的魅力の順番になるのだという。トロフィーワイフの最大の武器であるルックスは、教育や人種などよりも重視されていないことになる。

 この結果は、一昔前にインターネット上で広まった、25歳美女の「お金持ちと結婚したい」という質問に、米銀行大手のCEOと名乗る男性が行った回答を思い出す。

 「あなたの資産価値は低い。あなたの価値は今後10年で驚くほどに劣化していくでしょう。トレードするものが結婚だとしたら、あなたは資産としては、レンタルした方が賢明だと思います」などというものだ。

 社会階層をアップさせようとすれば、ルックスよりも教育が大切だということになる。

 一方で、この調査にはないが、教育は後天的な要素であることは否定できず、先天的要素であるルックスを直すことはできない、との考え方も存在するのは事実だ。

 ただ、金さえあれば、ルックスはレンタルするという手段はありだろう。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる