W杯日本敗退で日本株上がる

 サッカーW杯ブラジル大会で25日、日本はコロンビアに1-4で敗れたことでグループリーグ敗退が決定。米ゴールドマンサックスが大会直前に予想した、日本のGリーグ突破確率は33.8%の低い数字だったが、的中した。あとは、日本が弱い時は日本株が上がるという前歴にあやかりたいところだ。

 日本がいるグループCの突破確率をもう一度振り返っておく。

・日本    33.8%
・コロンビア 59.7%
・ギリシャ  60.6%
・コートジボアール 45.9%


試合後のあいさつをする日本代表
 ゴールドマンも他のグループについては、スペインやイタリアなど予想をはずしている面もあるのだが、グループCについては、コロンビア、ギリシャを見事に的中させ、おまけに日本が最下位という点まで当てているのだ。

 ただ、株価に関しては、日本がGL突破の年よりも、GL敗退の方が株価は高くなる傾向にある。ちょうど、4、5年くらいの株価の上下動サイクルに合わせてW杯が開催されており、日本代表は交互に成績の良し悪しが来ているので、たまたま一致していることは否定はできない。だが、日経平均の最高値で見れば、両者の間には6000円以上の差があるのだ。

 ◆W杯開催年の日経平均最高値(年、最高値、代表成績)
1998年 1万7264円34銭 GL敗退
2002年 1万1161円71銭 ベスト16
2006年 1万7563円37銭 GL敗退
2010年 1万1339円30銭 ベスト16

 日本政府によるさらなる構造改革の推進、GPIFの日本株購入枠の拡大などが、投資家のさらなる買いを誘発できるか。今年2014年に関しては、すでに1月6日につけた1万6164円01銭が現時点での最高値となっている。過去は、1万7000円台をつけており、不可能ではないが。


日経225と日本のFIFAランクとの相関

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