GoPro上場で富裕層45人、大富豪1人誕生

 自分の身に着用することが可能なウェアラブルカメラメーカーのGoPro(ゴープロ)が26日、米ナスダック証券取引所に新規株式上場を果たし、株価は公開価格1株=24ドルを30%以上も上回る1株=31.34ドルで引けた。これで、富裕層45人(VCなどの法人含め)で、大富豪は1人誕生した。


ニコラス・ウッドマン氏
 ニコラス・ウッドマン氏が起業したゴープロは現在、サーフィン、スカイダイビングなどの愛好家たちの間では当たり前のように使われており、TVなどのロケ映像の世界でもよく使われるツールとなっている。

 ウッドマン氏自身がサーファーで、大学はビーチに近いという理由でUCサンディエゴ校を選んだほど。ウエブサイト、ゲーム会社などを起業したが失敗している。だが、自身がオーストラリアやインドネシアでサーフィン修行をしていたときに、自身の体の一部として装着することができるカメラが欲しくなったことで起業のきっかけをつかんだ。なぜか、資金は投資銀行マンの父からではなく、母親から約350万円を借りて起業した。

 ウッドマン氏の昨年の給与は基本給が80万ドル、ボーナス100万ドル、その他4.9万ドル 合計185万ドルだった。

 ゴープロ幹部たちの保有株の時価総額、保有株数、保有比率は次のとおり。

◆ニコラス・ウッドマン(38) CEO
約16億4200万ドル 5237万株 47.74%

◆マイケル・マークス VC
約5億4000万ドル 1720万株 15.68%

◆エドワード・ギフリー
約2億ドル 650万株 5.92%

◆ステファン・バウマー(41)シニアヴァイスプレジデント
約4600万ドル 145万株 1.31%

◆ルーベン・ダッチン
約3100万ドル 98万株 -

◆ジャスティン・ウィルケンフェルド
約3000万ドル 97万株 -
※敬称略
※株価訂正につき、数字一部訂正

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