英ハリー王子がダイアナ妃の遺言信託で17億円相続

 英王室のハリー王子(29)が今年の9月15日で30歳の誕生日を迎えるとともに、母の故ダイアナ元妃の遺言どおりに、約1000万ポンド(約17億3000万円)の遺産を相続することになっている。ただ、40%の相続税から逃れる術はなさそうだという。


右からダイアナ、ウィリアム、ヘンリーの3氏
 これは、ダイアナ元妃の遺言信託によるもの。兄のウィリアム王子(32)も30歳の誕生日を迎えた際には、ダイアナ元妃から約1000万ポンドの遺産を相続している。ただし、当初は遺産の受け取り年齢を25歳に設定していたが、代理人が途中で30歳に変更している。
 
 一般的に、遺言の信託は、使用目的を設定しておくことや、受け取りの条件を設定しておくことがあらかじめ可能となる。あまり苦労を知らない若い時に相続させないために設定することもある。

 英ミラーオンラインによると、ウィリアム王子は1000万ポンドを相続した際には40%の相続税を支払ったという。だから、ハリー王子も相続税から逃れるすべは存在しないだろうと見られている。

 王子は現在、英陸軍大尉として勤務し、ヘリコプターの操縦などの任務についている。軍の規定に則って年収は400万ポンド以下だという。

 ダイアナ元妃は1981年にチャールズ皇太子と結婚。ウィリアム、ハリーの2人の王子をもうけた。1996年に離婚し、97年8月31日にパリで交通事故により亡くなった。

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