富裕層女性48%が結婚相手より多額の資産を保有

 投資資産300万ドル(約3億円)以上を保有する富裕層女性の48%が、男性の収入・資産レベルを上回っていることが、米USトラストの調査結果で明らかになった。


 この調査は300万ドル以上の投資資産を保有する680人が対象で、そのうち女性は292人が含まれる。1000万ドル以上の資産保有者は34%となっている。

 対象となる女性292人のうち、既婚者は75%、あるいはパートナーと暮らしている人も含めると77%となっている。シングルの人は25%だが、離婚経験者は23%でほとんどが現在、過去を問わずパートナーがいた経験がある。子供がいる人は63%、すでにリタイアした人は24%で大半が現役として活躍している。

 女性の超富裕層や大富豪は各種調査では相続人であることも多いが、この調査では起業家・ビジネスオーナーが63%と多い。また、夫がトップであるという人は11%と少なかった。

 それだけに、家計への影響力もひじょうに強く、夫とも対等の関係かもしくはそれ以上の関係にあるようだ。家族の家計への決定権だが、全体で79%。また、投資の意思決定にしても71%。これが会社役員などの立場になると、さらに高く80%を超える。

 年収レベルも高く年収100万ドル以上が29%、同300万ドル以上は14%と年収1億円以上が40%を超える。

 その一方で家族からのプレッシャーにも晒されているという。成人した家族の経済的なフォローに直面している割合が、男性が39%に対して、女性が49%となっている。子供や親せきたちは最後は母親を頼ってくるということか。それが、富裕層であればなおさらだろう。

 また、エグゼクティブとして最も苦慮する要素は、時間の工面で31%。やはり仕事と家庭と両方の仕事をこなすことはなかなかに難しいようだ。

 別の調査結果だが、英国富裕層専門恋愛サイト「ミリオネアマッチドットコム」による1万5000人を対象にした調査で、男性の79.6%が資産状況が自らと同じではない女性の方が良いと答えた。その一方で、女性富裕層は84.5%が同じく富裕層の男性との交際を希望するという対照的な結果が出ている。

 つまり、男性富裕層は女性富裕層を好まないが、女性富裕層は男性富裕層を好むということだ。

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