シンガポールでは2013年の1年間で、マネーロンダリング(資金洗浄)と疑わしき取引が対前年比25%増加の2万2417件あったと、当局が発表した。その総額は1億1500万シンガポールドル(約117億円)に上った。
シンガポール警察当局のマネロンなどの事案を担当するCommercial Affairs Department(CAD)によると、取り締まりを強化しているものの増加傾向に変化はないという。2010年からの疑わしき取引件数は、以下のとおりになっている。
2010年 1万1934件
2011年 1万3557件
2012年 1万7975件
2013年 2万2417件
また、仮想通貨ビットコインについても、マネーロンダリングの規制の対象として、当局への報告義務を課している。<