富裕層が使うSNSはフェイスブック

 米国の富裕層が好きなソーシャルメディアとは何か。1位はフェイスブックだった。米スペクトラム・グループの調査で明らかになった。

 フェイスブックは前回2010年の調査時には26%だったものの、それが倍増し57%となった。倍増した原因としては、SNSの普及はもちろんだが、スマートフォンをはじめとしたモバイル機器の普及が大きな役割を果たしている。

 同様にリンクトインも急伸しており、前回調査時は17%だったが、今回は40%となった。離された3位にツイッターが入り、10%だった。

◆富裕層が使うSNS(複数回答)
フェイスブック 57%
リンクトイン  41%
ツイッター   10%
グーグル+   8%
ピンタレスト  8%
ユーチューブ  26%
インスタグラム 4%
バイン     1%
スナップチャット1%
使わない    26%
※調査対象は富裕層1300人


 スペクトラムグループによると、メールで行う会話でも、SNSを通して行うことが増えているといい、金融アドバイザーとのやりとりでも、SNS経由というケースも多くなっているそうだ。ただ、一方で使わないという人もまだ26%はいる。

 日本では同様の調査結果はないが、富裕層は、交友を目的とする人はフェイスブック、メモ代わりに使う人はツイッターと用途を区別している場合が多いようだ。また、米国ではないが、若い富裕層は世代的なものもあるのか、知人との会話は、ほぼすべてラインで行っているということもある。

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