タレント、ローラさん(24)の父、ジュリップ・エイエスエイ・アル容疑者(54)が詐欺の疑いで警視庁に逮捕された。父親が指名手配されてからも現在、13社のCMに出演するなど人気は相変わらず。だが「身内の不祥事にも厳しい時代ですから、今後は契約更新はないでしょう。CMだけで4億円くらいでしょうかね。本当に惜しい…」と芸能関係者。仮に契約延長するだけで得られたであろう約4億円が消えることになる。
ローラさんは逮捕を受けて「お父さんが、警察に弁護士さんと一緒に出頭しました。わたしは、悪いこと、正しいこと、すべてがはっきりして欲しいと思っています。たくさんのお騒がせをして、ごめんなさい」とブログでコメントしている。繰り返し言うが、本人には何らの責任は存在しないが、取り巻く状況はひじょうに厳しい。
次男の事件でTVから消えた、みのもんたさんをはじめ、現在は家族の不祥事や事件でアウトになる。芸能活動もいまや、一家の総力戦になってしまっているのだ。
「次の契約更新のタイミングで更新しないということになるでしょう。金額にすると、あのクラスで、1本あたり2、3000万円てところでしょうから、事務所としては痛すぎますね」(前出関係者)
父の指名手配後でも、TBC、GU、エスエス製薬、DMM証券、サマンサタバサなど13社のCMが放送中という好感度の高さは、本当に得難い存在であることを示している。約4億円が宙に浮く計算になる。
少所帯の事務所から政治力なしで成りあがった軌跡のシンデレラストーリーが、もしもこれで終わるとするならば本当に残念な話だ。
今回の事件は、海外で支払った医療費が還付される国民健康保険の海外療養費制度を悪用して不正受給するというもの。この制度は日本人でも意外に知らなかったりするが、不正に請求する外国人が後を絶たない。ジュリップ容疑者は、その指南役という見方もされている。
特に入管の取り締まりも後手に回っているため、社会問題化している。