フェラーリ250GTO(1963年型)が8月のボンハムオークションに出品されることが決定し、取引が成立すれば、フェラーリはおろか世界の自動車史上で最高額を叩き出すことが間違いない状況となった。同型の別車両のフェラーリ250GTOは昨年10月に5200万ドルという史上最高額を記録。イケイケ相場が続くヴィンテージカー市場で、そのベンチマークを超えることは確実視されている。
フェラーリ250GTO
主催者によると、今回オークションに出る車両は1965年から、イタリアの豪農ファブリツィオ・ヴィオラティ氏が所蔵していたものだという。同氏は2010年に74歳で亡くなっている。45年にわたって所有し続けたことになる。
自己記録更新が達成されそうな背景としては、ヴィンテージカーのオークション市況が良いことにある。
フェラーリ250GTO
オークションは8月14日開催される。
◆最近の主なフェラーリの高額落札例
車種 落札額 落札月
250テスタロッサ(1957年型) 3980万ドル 14年2月
250GTO(1963年型) 5200万ドル 13年10月
275GTB(1967年型) 2750万ドル 13年8月
375-Plus(1954年型) 1820万ドル 14年7月