東京都が発表している納税義務者の課税標準額で、1人あたり1000万円以上の区分の比率と人数をまとめた。課税標準額とは、所得から所得控除分を差し引いたもので、純粋な年収とは違うものの、一つの所得の目安となる。各都道府県が毎年発表している。
平成25年度分から見た、課税標準額段階別所得割額で1人あたり1000万円以上は次のとおりとなる。比率の高い順から10番目までの区を挙げた。
港区 63.1% 3万3732人
千代田区 57.1% 6247人
渋谷区 53.3% 2万219人
目黒区 40.6% 1万4377人
文京区 39.3% 1万359人
世田谷区 36.9% 3万6900人
中央区 36.2% 6711人
杉並区 29.6% 1万5932人
豊島区 27.9% 6802人
品川区 25.5% 9378人
区平均 29.6% 24万3256人
港、千代田の両区が圧倒的に多く他を引き離している。また、経営者の多い世田谷や、アッパー層の多い目黒、文京、中央の各区も上位に入っている。次に200万円以下、200~700万円以下、700~1000万円以下の区分も見ておく。
◆200万円以下が占める割合が高い区
足立区28.7%
葛飾区27.1%
江戸川区25.3%
板橋区25.1%
◆200~700万円以下が占める割合が高い区
墨田区53.7%
北区52.9%
江戸川区52.8%
葛飾区52.7%
◆700~1000万円以下が占める割合が高い区
中央区11.9%
文京区11.8%
世田谷区11.2%
新宿区、江東区10.7%