高所得の両親の子は高学力(文科省調査)

 文科省は4日、親の所得格差と子供の学力格差に関する調査結果を発表し、高所得ほどテストの正答率が高い傾向が見られることがわかった。

 この調査は、全国学力テストに参加した小6生の中から、5つの政令指定都市から100校、計約8000人を抽出し調べたもの。世帯収入と平均正答率(国語と算数)の関係を見ると、高所得ほど正答率も高い傾向があった。最も平均正答率が高いのは1200万円以上1500万円未満の世帯。200万円未満の世帯と比べると平均正答率に20ポイントの差が見られた。

 高学力の子供の親は本を読み聞かせたり、ニュースなどについて子供と話すなどしていたという。ただし、親の所得とは無関係に、そうしたことをやらせていた子供には一定の学力向上の傾向が現れた。

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