マクドナルドの売上減少は市場大暴落の前触れか。
NY市場のブラックマンデー到来、日本のバブル崩壊などを的中させた著名投資家マーク・ファーバー氏が11日のCNBCに電話出演し、マクドナルドの販売不振が「市場が大幅下落する前触れ」とコメントした。
ファバー氏は早くから日本株を推奨、80年代にはバブル崩壊を予言するなど市場の見通しに精通し、富裕層向けの投資アドバイスを行うタイ在住の著名投資家。
米マクドナルドは今週、8月の世界の既存店売上高を発表し、前年同月比3.7%のマイナスだった。米国も2.8%マイナスだった。そして、2014年の世界売上高の見通しを達成できない可能性があることも明らかにしている。日本国内に目を移しても、8月の既存店売上は前年同月比25.1%減、7月も17.4%減となっている。食肉工場の一件が響いている形だが、それだけではないという。
「マクドナルドは消費者の購買パワーを測るもの。売上高の減少は、消費者の可処分所得よりも価格が上昇していることを示すものでもあり、金融緩和政策が失敗したことを示してもいる」と述べている。
CNBCより
マクドナルドは世界117カ国に店舗展開しており、1日あたり6000万人以上にハンバーガーを提供していると言われている。世界経済の影響は大きいと考えられる。また、ファバー氏は現在の市場経済が崩壊した時のために個人的に毎月、金を30年間買い続けていることでも知られる。
また、キャスターに市場の大暴落の時期についても尋ねられたが、「それは誰もハッキリとは答えることはできない」とするにとどまった。