読者の富裕層比率1.4%の朝日新聞の今後

◆各紙の読者の個人年収
      1500万円~ 1000万円~
・日経新聞 1.4%    6.8%
・朝日新聞 0.5%    2.3%
・毎日新聞 0.4%    1.3%
・読売新聞 0.5%    1.3%

◆各紙の読者の世帯平均年収
・日経新聞 864万円
・朝日新聞 714万円
・読売新聞 667万円
・毎日新聞 626万円
※同

 朝日新聞購読者の個人年収で100万円以上の人は、2.3%と日経に次いで多かった。世帯の平均年収で見ても、714万円と高いことがわかる。官庁などの役所、大企業、さらには各種団体なども朝日の購読を行うことが多く、インテリ、富裕層らの購読によりブランド化され日本社会に一定の影響力を持ち続けてきたことは読者属性を改めてみても明らかだ。

 ただし、新聞市場が細っていく中で、収益穴埋めのため電子版での新展開を各社が模索するが、こちらも購読者が思うように伸びず、今後はジリ貧とも言われてきたところに、今回の不祥事の発覚。今後の衰退を早めることは間違いないだろう。

 他社からの攻撃やインターネット上でのバッシングが起きており、「倒産」という意見さえある。確かに本業のもうけを示す営業利益は大きく減少しているからだが、果たしてそうか。

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