アリババIPOランキング1位と「68ドル」の意味

 中国電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディングスの新規株式公開(IPO)の規模は200億ドルを超えて、世界の証券市場で見ても史上最大規模になることがわかった。2010年のABCバンク(中国農業銀行)を超えるものとなった。上場は米時間の18日。

 価格レンジ帯の仮条件は66~68ドルだったが、アリババが追加で発表した1株あたりの価格は68ドルに決定し、日本円にして2兆円を超える史上最大規模のIPOとなった。過去のランキングは次のとおりとなる。

◆過去のIPO規模(社名、業種、アンダーライター、規模、市場)
1 アリババ    IT CS 200億ドル NY
2 ABCバンク  金融 GS 192億ドル 香港
3 ICBCバンク 金融 メリル190億ドル 香港
4 NTTドコモ  通信 GS 180億ドル 東京
5 ビザ      金融 JP 178億ドル NY
6 AIA     金融 シティ178億ドル 香港
7 ENEL    電力 メリル164億ドル NY
8 フェースブック IT MS 160億ドル NASD
9 GM      サービスMS157億ドル NY
10 日本電信電話  通信 野村 153億ドル 東京
※ルネサンスキャピタル調べ


 ランキング上位10傑には、日本の日本電信電話、NTTドコモも入っており、かつては、ドコモが1位という時代も存在したことが懐かしくもある。

 ちなみに、アリババの1株価格68円だが、中国では「6」と「8」は縁起の良い数字であることで知られる。「6」は仕事が順調にいくとされる数字、「8」は富について金運が上昇するとされる数字。特に8はとても好まれる数字で、北京五輪も開始時刻にこだわり、2008年8月8日午後8時からだった。

 上場前からこれほど大きな注目を浴びたのは一昨年のフェースブック以来のことだろう。さて、幸先良いスタートを切れるかどうか。

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