ユニクロが社員ランク別年収すべて公開、3億円~300万円

 ファーストリテイリングが採用広告の一環として、社員グレード別の年収をすべて公開した。40代執行役員で3億円以上、30代のスーパースター店長の最高で年収5000万円以上も可能。一方で最低は新卒入社の社員で300万円台前半だった。


柳井正会長兼社長
 ファスリと言えば、柳井正会長兼社長が昨年春、朝日新聞のインタビューで「年収100万円も仕方ない」という内容が今や遠い昔のように思えてくる。これは、将来は仕事に付加価値が付けられなければ、年収1億円か100万円に分かれて中間層が減っていくため、低賃金で働く途上国の人の賃金にフラット化し年収100万円でも仕方がない、というもの。

 ちなみに、有価証券報告書ベースでは、平均年齢37.2歳で709万円となっている。

 さて、その社員ランクと年収だが、まずランクは店舗社員・本部社員J1~3、SV・スター店長・店長S2~5、スーパースター店長・部長M1~5、執行役員K1~4となっている。

 ユニクロは「年齢や社歴は関係ありません。これまでで一番若い役員昇格は29歳でした。個人が人生をかけて取り組む仕事に対して、会社がそれに見合った報酬を設定するのは当然だと考えています」としている。

 40代の執行役員でも年収1億超えが示されており、さすがに年収100万円はないものの、「優勝劣敗」が示されているようだ。

 社宅制度では、店舗勤務で家賃の58~86%の会社負担、地域手当として東京月10万円、山口5万円などもあるという。

 ちなみに昨年の同社の取締役報酬(社外取締役は4700万円)は4億4700万円、取締役会(6人中5人が社外取締役)だった。


ファーストリテイリングHPより

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