挙式に高額な費用をかけるカップルほど離婚にいたる確率が高いという研究結果が明らかになった。
エモリー大学が米国の3000人以上の結婚した人からデータを取り、挙式など結婚に掛った費用と結婚生活の期間との相関性を調べたもの。
米国のウェディング関連産業は、500億ドルに達する巨大市場に発展。平均的なコストは今や約3万ドル(2013年)だと言われるが、デヴィアスが1930年代に「ダイヤモンド・イズ・フォーエバー」というマーケティング戦略によってか、費用は増え始めて、現在の水準となった。給料の2カ月以上をジュエリーの費用に充てるちうことが一般的になっている。
まず、2万ドル以上の挙式費用をかけたカップルは平均より離婚率が高くなることが明らかになった。2万ドル以上は平均よりも46%高く、1万~2万ドル未満は29%高くなる傾向にあった。その一方で、費用1000ドル未満の場合は平均よりも離婚可能性は約半分だったという。
費用負担が重しとなったことが原因で、その後の生活を圧迫することになったという。この結果を補完する項目として、世帯年収がある。年収約1250万円以上は離婚リスクが平均よりも半減していることを占める。
・12万5000ドル以上 -51%
・10万~12万5000ドル未満 -42%
・7万5000~10万ドル未満 -39%
・5万~10万ドル未満 -39%
・2万5000~5万ドル未満 -31%
では、ルックスで相手を選んだ場合は、平均よりも40%離婚確率が高まるという。
ちなみに、最近挙式した米俳優ジョージ・クルーニさん、アマル・アラムディンさんの総費用は460万ドルだったという。
過去に挙式(披露宴含めた)費用が高額で、その後離婚したカップルの主な費用を挙げておく。
◆チャールズ王太子、ダイアナ元妃 約40億円
◆ポール・マッカートニー、ヘザー・ミルズ 約4億円
◆タイガー・ウッズ、エリン・ノルデグレン 約2億円
◆藤原紀香、陣内智則 約5億円
※敬称略