「満月マン」が「脱税、霊感商法」騒動をすべて語る! 富裕層も知っておいた方がいい社会貢献の教訓

インターネットを使った手法

 このA氏について触れなければならないが、東京都内にあるかなりの築年数が経過したと見られるアパートにA氏の事務所がある。ちなみに、ここはインターフォンを押したが応答はなかった。現在はどのような活動をしているのか、あるいは事の真相については証言を得ることはでいなかった。


A氏の事務所
 では、A氏の何が問題かと言うと、霊感商法の被害に遭ったという女性5人が東京地裁に総額約550万円の損害賠償請求訴訟を起こされているという点だ。ブログによれば、相談などは年間で600世帯から申し込みを受けているといい、これまでに数万件の相談を受けたともいう。

 A氏は教祖的な存在である「霊能者」の「案内人」と名乗り、インターネット上で依頼者の相談に応じてきた。新しいことと言えば、それはインターネットを使った「遠隔操作」という点くらいかもしれないが、本人は「本業は他にあるので、これで儲けたいというわけではい」ということも記している。ただ、グッズを販売したり、波動を送ったりするサービスの費用と効果に疑問を持たれ訴訟に発展している。

 さらに、マスコミ関係者によると、A氏は売り上げにして数億円の売り上げ所得を無申告だったとして東京国税局と東京地検が調べているともいう。

 まだ事件化以前だが、やはりこうした状況では活動を続けていくことは難しく、いったん休止せざるを得なくなったのも納得がいく。こう考えれば、A氏を仲間に加えるべきではなかったのではないか。

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