米富裕層の関心事「家族」が「仕事」の4倍

 米富裕層の関心事は「仕事」よりも「家族」と「お金」。

 PNCウエルスマネジメントの調査結果で明らかになった。大統領選挙の予備選に向けた政治意識や社会貢献意識などを調べることが目的の調査だが、ここでは全体的な関心や子育てに関する部分を抜き出して紹介する。その中で、生活の中で最も大切にしているものを挙げると、1位は家族で、2位はお金となった。

 この調査の対象者内訳は、資産100万ドル~499万ドル未満の人が311人、500万ドル以上が165人だった。その割合は次のとおりとなる。その下は年収の内訳となる。

◆資産内訳
・1000万ドル以上 14%
・500万ドル~999万ドル未満 23%
・250万ドル~499万ドル未満 21%
・100万ドル~249万ドル未満 41%

◆年収内訳
・50万ドル以上      14%
・25万ドル~49万ドル未満 21%
・20万ドル~24万ドル未満 11%
・15万ドル~19万ドル未満 19%

 最も関心が高かった項目は、1位が家族で、2位がお金回りのことで、3位は趣味などその他の興味関心ごととなった。日本であれば、仕事が1位か2位になりそうなものだが、5位にようやく顔を出す。

1 家族 86%
2 お金まわり 57%
3 他の趣味など40%
4 旅行    35%
5 仕事    21%

 調査の対象者の約半数が年収は2000万円以上だが、仕事のほぼ4倍の関心を家族に払っていることがわかる。


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