マイバッハが来年復活

　ドイツ高級車メーカーのダイムラーは11日、2012年から生産を停止していた最高級ブランドのマイバッハを復活させ、生産を再スタートすると発表した。年内に詳細は追加発表され、来年から販売も始まる。

　メルセデスベンツの売り上げは依然として好調でありながら、ロールスロイス、ベントレーというかつてのマイバッハの競合車も販売台数を伸ばしていく中で、生産を停止していたマイバッハは完全に置かれてしまった。それまでのセールスが振るわなかったこともあり、生産停止の道を選んだが、結果的には、それで機会損失が生じた可能性もある。

　ベンツのＳクラスをモチーフに、ツインターボ6リッターＶ12エンジンを搭載した「メルセデス・マイバッハ　Ｓクラス」として、中国・広州と、米ＬＡでのモーターショーで発表される予定だ。価格は明らかにされておらず、追加発表される。

　ロールスロイスは、今年2014年の上半期（1～6月）販売台数が1968台。前年同期の1475台から33.4％増で過去最高となった。ベントレーは同じく上半期、前年同期比23％増となる5254台に達している。