年6着限定、仕立価格50万円以上の最高級スーツを始めとした、完全オーダーメイドのスーツを提供する会員制オーダーメイドスーツサロン「Club Prive(クラブ プリヴェ)」が9月2日、南青山にオープンする。
「Club Prive」は、オーダーメイドスーツサロン「VENT D’EST JAPON(ヴァンデストジャポン)」を創業から32年間に渡り運営してきたヴァンデスト(港区南青山)が、店舗移転に伴い、新業態としてオープンする店舗。同サロンのコンセプトは「Exclusive Couture Salon」。フロア面積200平米以上という広さとラグジュアリーな空間、パーソナルな対面サービスで、パリのオートクチュールサロンでオーダーするような感覚を演出する。
仕立てコースは大きく分類して5つのラインに分かれ、その中でも最高級ラインはモデリストの西岡毅氏の個人縫製によるイタリアンフルハンドメイドスーツ、「PLATINO(プラティーノ)」(標準仕立価格50万円~)。仮縫いから縫製まですべて西岡氏が担当し、通常のオーダースーツの行程の5倍以上の時間を要するため、年間6着した生産できないという。ボタンホールの穴かがり縫いからラペル芯地の八刺しまで、一切の妥協を許さないフラッグシップモデルとなっている。
この他、ブリティッシュハンドメイドの「SAVILE ROW(サビロー)」(標準仕立価格20万円)、標準モデルの「CONNAISSEUR(コーネッサ)」(標準仕立価格10万円)などがある。
西岡氏は1937年生まれ。レナウンアクアスキュータム技術顧問、カネボウクリスチャンディオールのパターン作成技術指導、ポールスチュアートジャパンのフォーマルパターン作成などを歴任した著名モデリスト。