パテック・フィリップ24億円時計の呪い?「不幸の連鎖」

 スイスの高級時計ブランド、パテック・フィリップの懐中時計が、スイスのジュネーブで行われたサザビーズオークションで史上最高額の2130万ドル(約24億6000万円)で落札されたが、このオーナーであった世界有数のアートコレクターである、シェイク・サウード・ビン・ムハマド・アルターニ氏(48)がロンドンの自宅で亡くなっていたことがわかった。一部には悲劇を呼ぶ時計という声も上がっている。

 英デイリーメールによると、アルターニ氏は競売が行われる2日前にロンドンの自宅で亡くなったという。

 この懐中時計は「ヘンリー・グレーブス・スーパーコンプリケーション」。アルターニ氏は15年前に1100万ドルでオークションで落札していた。

 1925年にヘンリー・グレイブス氏が注文して作られたものだが、グレイブス氏も息子を交通事故で亡くしており、その後は一家によって引き継がれ、博物館に寄贈されていたという。

 オークションの落札価格記録を自ら更新し続けていく、「パテック・フィリップ―」だが、不幸の連鎖まで続いている。単なる偶然が続いただけなのか、懐中時計が持つ呪いなのか?


ヘンリー・グレイブス氏

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