史上最大規模の上場となった中国電子商取引最大手アリババグループだが、米証券取引委員会への届け出から、各主要ヘッジファンド運用会社の保有状況が明らかになった。主要どころで最も保有株数が多かったのは、バイキンググローバルで、1138万株(10億1178万ドル)。他にもデビッド・テッパー、ジョン・ポールソン、ジョージ・ソロスの各氏らも保有していた。
SEC(米証券取引委員会)に提出したファイル(13F)によると、主なヘッジファンド運用会社の保有状況は次のようになっている。
・アパルーサマネジメント 72万5000株 6441万ドル
・ソロスファンドマネジメント 440万株 3億9094万ドル
・サードポイントキャピタル 720万株 6億3972万ドル
・ポールソン&カンパニー 190万株 1億6903万ドル
・ポイント72アセットマネジメント(旧SAC) 13万2000株 1172万ドル
・タイガーマネジメント 121万株 1億806万ドル
・チューダーインベストメント 52万株 4629万ドル
・テマセクホールディングス 1801万株 16億ドル
・バイキンググローバル 1138万株 10億1178万ドル
バイキング以外に目立つのはサードポイントキャピタルで、ダウケミカルに次いで2番目に多く保有している。一方で、上場前に2億ドル分保有しているとも伝えられた、IT株投資の王者タイガー・グローバルだが現在は保有していないようだ。