資産3000万ドル以上の超富裕層人口が前年比1万2040人増の21万1275人となったことが、調査会社ウエルスXの調査で明らかになった。資産総額も7%増加し30兆ドルを超え、世界人口の0.004%で全世界の富の13%を占めている計算になる。
2014年の超富裕層人口は、前年比1万2040人増の21万1275人。そのうち、男性18万3810人、女性2万7465人となった。平均年齢男性59歳、女性57歳。男性は68%がセルフメイドで資産を築いたのに対して、女性は34%とその半分になり、相続の割合が48%となる。
また、男性の職業が金融・投資が最も多いのに対して、女性は財団・基金が最も多い。生涯の寄付額は女性の法が多いものの、男性は雇用で貢献しており、米国の超富裕層起業家は平均85万6000人の雇用創出を行っている。
7人の超富裕層の友人を持ち、そのうち一人は大富豪である。
また、国別の人口で見ると次のようになる。
1 米国 6万9560人
2 ドイツ 1万9095人
3 日本 1万4720人
4 英国 1万1510人
5 中国 1万1070人
地域別の人口と資産総額は次のようになる。
北米 7万4865人(6.2%増) 10.3兆ドル(6%増)
欧州 6万1820人(6.5%増) 8.4兆ドル(9%増)
アジア 4万6635人(4.8%増) 7.0兆ドル(6%増)
南米 1万4805人(4.6%増) 2.2兆ドル(5.5%増)
オセアニア 4170人(5.4%増) 5150億ドル(6.2%増)
アフリカ 3005人(8.3%増) 3950億ドル(8.3%増)
欧州が最も多く、英国、ロシア、ノルウェーなどの産油国などを中心に増加。人口、資産総額ともに北米以上の伸びを示した。