グロス債券ファンドにソロスが5億ドル投資

 米著名投資家ジョージ・ソロス氏のヘッジファンド運用会社ソロス・ファンドマネジメントが、「債券王」の異名を取る著名投資家ビル・グロス氏のジャナス・キャピタル・グループに5億ドルを投資したことが20日わかった。


ビル・グロス氏(公式サイトより)
 ジャナス・グループの発表によると、ソロス氏が投資する資金は、ソロス家の資産運用を行う投資会社クォンタム・パートナーズを通じて運用され、通常の口座とは別のアカウントが設定され、ジャナスの債券ファンド「ジャナス・アンコンストレインド・ボンド・ファンド」の戦略を用いて運用するという。

 グロス氏は1971年に共同創業したパシフィックインベストメントを今年退社し、10月6日から、資産規模1300万ドルのジャナス・グローバル・アンコンストレインド・ボンド・ファンドの運用を開始した。

 債券投資は儲からないという定説を覆し債券王の称号を受けたグロス氏も、一兵卒に戻ってのスタートだったが、ソロス氏が巨額の自己資金を投資したことで、グロス氏の存在が再びクローズアップされることになりそうだ。

 グロス氏は公式ツイッター上でソロス氏の投資決断について、「光栄に思う」との声を発表している。

 グロス氏は、1971年のピムコ創設メンバーの一人であり、常に第一線で活躍。「トータル・リターン・ファンド」の運用を担当し、債券投資で大きなリターンは出ないという投資業界の定説を覆し、年率10%を超えるリターンをあげることも多かった。デューク大卒、UCLAでMBA取得。これらの学費をギャンブルで稼ぎ出した武勇伝もある、名うてのギャンブラーでもある。だが、トータルリターンファンドは600億ドル以上の資金が流出したり、社内で幹部たちと方針を巡って戦うなどしていた。

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