ロシア富裕層がポルシェ、レクサスを買いまくる、ルーブル安のリスクヘッジ

 ルーブル安が続くロシアで、新車販売台数の販売も減少する中で、レクサス、ポルシェ、メルセデスベンツの販売台数増加がここにきて加速していることが、AEB(欧州ビジネス協会)が発表した新車販売台数の統計で明らかになった。富裕層によるルーブル安のリスクヘッジの意味合いもあると見られる。

 11月の全体の販売台数は、前年同月比1.1%減の22万9439台で、今年に入って1月から毎月前年比減少を続けている。そうした中で特にレクサス、ポルシェが大幅に販売台数を伸ばしている。

     11月  10月
レクサス 63.0% 24.6%
ポルシェ 54.9% 36.4%
ベンツ  6.8%  2.0%


 レクサス、ポルシェは11月に入ってから、ともに前年同月比50%以上の増加。ベンツも伸び幅を拡大させている。もちろん、すべての高級車が伸びているわけではなく、BMW、アウディは11月は20%を超える下落だが、どちらとも今年に入ってからは減少が目立つ。ちなみに、ベンツはシェア2%、ポルシェは0.2%となっている。

 高級車の販売が伸びる背景にはルーブル安がある。今年1月には、1ドル=33ルーブル台だったものの、現在は50ルーブル台に。原油安も、ロシア経済に深刻な影響を与えている。それに加えて、西側諸国による経済制裁もあり、先行きを見通すまではなかなか至らない。

 そこで、レクサス、ポルシェなど高級車輸入車を購入しておくことで、ルーブル安のリスクヘッジになると踏んでいるようだ。

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